日本のギターメーカーランキングを、人気投票と会社の規模を根拠に10社でまとめました。
日本のメーカー選びで迷っていませんか?
- 日本のギターメーカーで本当に評価が高いのはどこか知りたい
- 日本メーカーのギターなら全部日本製なのか気になる
- 初心者でも国産ギターを選んで後悔しないか不安
名前だけが並んだ一覧を見ても、どこが上なのか決めきれないですよね。
迷いの正体は、ブランドの知名度と日本製かどうかを同じ物差しで見てしまうことです。
日本のギターメーカーのランキングを調べた結果、以下のとおりでした。
- 総合1位は世界最大の楽器メーカーのヤマハ
- 日本メーカーでも廉価帯は海外製が多い
- 日本製ラインは実売20万円台が目安
ここからは上位10社の特徴と、日本製を見分けるコツを詳しくご紹介しますね。
気になるメーカーが決まったら、日本製ラインの在庫を早めにのぞいておくと安心です^^
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日本のギターメーカーランキング10選
このセクションでは、順位の根拠と上位10社それぞれの得意分野が分かります。
総合1位はヤマハで、エレキかアコギかによって上位の顔ぶれは入れ替わります。
順位は人気投票と規模で決めた
この記事の順位は、人気投票の結果と会社の規模、日本製ラインの有無で決めています。
人気の目安にしたのは、ねとらぼリサーチが2024年1月に行った投票です。
エレキギターの31ブランドを対象に、1週間で3,367票が集まりました。
1位はフェンダー、2位はギブソン、3位はPRSと、上位3つは海外勢が並んでいます。
日本のブランドではアイバニーズとヤマハが同率4位、ESPが6位に入りました。
投票はエレキギターが対象なので、アコギに強いメーカーは歴史と生産体制で補っています。
1位 ヤマハは初心者からプロまで対応
ヤマハは、楽器事業で世界トップのシェアを持つ静岡県浜松市の総合楽器メーカーです。
ギターも入門機から上位機まで、エレキとアコギの両方を幅広くそろえています。
人気投票でも、日本のブランドの中ではアイバニーズと並ぶ最上位でした。
エレキの主力は、独自のボディ形状を持つREVSTARと、万能型のPACIFICAです。
REVSTARは3つのグレードに分かれていて、日本製は最上位のProfessionalだけです。
下の2グレードは、インドネシアにあるヤマハの自社工場で作られています。
クセの少ない素直な音なので、弾くジャンルがまだ決まっていない人にも合わせやすいです。
初めての1本から買い替えまで、同じメーカーの中で段階を上がれるのが大きな強みですね。
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2位 アイバニーズは速弾き向けの薄いネック
アイバニーズは、1908年に名古屋で創業した星野楽器が手がけるブランドです。
エレキギターの製造は1957年に始まり、いまでは海外でも名の通った存在になっています。
特徴は薄くて握りやすいネックで、速いフレーズを弾くギタリストから支持されています。
7弦や8弦といった多弦ギターの品ぞろえが厚いのも、ほかの国産メーカーにない点です。
上位のPrestigeは日本製で、ひとつ下のPremiumはインドネシア製と作り分けられています。
メタルやフュージョンのように、指を大きく速く動かすジャンルを弾く人に向いています。
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3位 ESPはプロ仕様とオーダーメイド
ESPは1975年に東京で創業し、オーダーメイドのギターで名を上げたメーカーです。
国内のプロのアーティストモデルを数多く手がけ、ステージで見かける機会も多いですね。
グループには、ESPのほかにE-II、LTD、EDWARDS、GrassRootsなどのブランドがあります。
ESPが最上位で、LTDは海外アーティストのモデルを広めるための普及ラインです。
GrassRootsは、グループの中で最も手ごろな価格帯に置かれています。
EDWARDSやE-IIは、海外の工場で作って国内で仕上げるモデルがあると言われています。
職人の養成校も運営しており、そこから巣立ったビルダーが国内の工房で活躍しています。
好きなバンドのギタリストと同じモデルを持ちたい人には、まず候補に入るメーカーです。
4位 フジゲンは松本の老舗ギター工場
フジゲンは1960年に創業した、長野県松本市に拠点を置くギターメーカーです。
国内外のブランドのギターやベースを、OEMで半世紀以上作ってきた実績があります。
1997年まで、フェンダージャパンの製造を担っていたことでもよく知られています。
自社ブランドとしては、FUJIGEN、FGN、pupukeaの3つを展開しています。
他社の看板を背負うギターを作り続けてきた工場なので、仕上げの精度を重視する人に選ばれています。
知恵袋でも、ストラトキャスターやテレキャスター系の国産を探す人に名前が挙がっていました。
5位 トーカイは浜松生まれのレスポール系
トーカイは、1947年に静岡県浜松市で生まれた東海楽器製造のブランドです。
1965年にクラシックギター、1968年にエレキギターの製造を始めました。
とくにレスポールタイプの評価が高く、国産で探す人にとって定番の存在です。
アルミボディのTalboのように、ほかにない発想のモデルを出してきたメーカーでもあります。
太く甘い音のレスポール系を、日本メーカーの作りで持ちたい人に向いています。
6位 タカミネはエレアコの代名詞
タカミネは、岐阜県中津川市に本社を置くアコースティックギターのメーカーです。
1979年に日本で最初の本格的なエレアコを出したとされ、エレアコの代名詞と言われます。
アンプにつないでも生音に近い響きが出ることが、ライブで弾く人に選ばれてきた理由です。
日本製の上位モデルと、海外で作る入門モデルの両方をそろえています。
弾き語りでお店やイベントに出たい人は、アンプにつなぐ場面が前提なので最初に試したいメーカーですね。
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7位 モーリスは松本工場の国産アコギ
モーリスは、1970年代のフォークブームを支えたと言われる国産アコギの老舗です。
上位のハンドメイドプレミアムは、長野県松本市の工場で約10名の職人が作っています。
ほかのシリーズは海外の工場で作られ、国内の工場で点検と調整をしてから出荷されます。
海外製のモデルにも国内で職人の手が入るので、手ごろな価格帯でも作りのばらつきが抑えられています。
入門機から職人の手作りまで段階的に選べるので、アコギを長く続けたい人に合うメーカーです。
8位 バッカスとヘッドウェイは飛鳥工場
バッカス、モモセ、ヘッドウェイは、長野県松本市のディバイザーが展開するブランドです。
エレキのバッカスとモモセ、アコギのヘッドウェイと、得意分野で名前を分けています。
バッカスのハンドメイドシリーズとモモセは、グループの飛鳥工場で職人が作っています。
ヘッドウェイも、Aska Team Builtと名の付くモデルは飛鳥工場で作られています。
手ごろな価格のバッカスは、グループのフィリピン工場や中国の工場で作られています。
同じ会社の中で、海外製の入門機から国内のハンドメイドまで選べるのが特徴です。
費用を抑えつつ国産メーカーのギターを持ちたい人に、よく名前が挙がるブランドですね。
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9位 グレコはジャパンビンテージの顔
グレコは、楽器の卸を手がける神田商会のブランドです。
1970年代から80年代にかけて、海外の名器を忠実に再現したモデルで人気を集めました。
この時代の国産ギターはジャパンビンテージと呼ばれ、いまも中古市場で探す人がいます。
製造には、長野県茅野市のダイナ楽器などの国内工場が関わってきました。
昔の国産ならではの味わいを、中古も含めてじっくり探したい人に向いたブランドです。
10位 K.ヤイリは可児市の手工ギター
K.ヤイリは、1935年創業のヤイリギターが岐阜県可児市で作るアコギのブランドです。
K.Yairiの名前が付くギターは、すべて可児市の工房で作られています。
約30人のクラフトマンが手作業で仕上げていて、1日に作れるのは20本ほどです。
大量生産ではない分、1本ずつの鳴りの違いを楽しめるのが魅力と言えます。
メーカー名だけで日本製だと言い切れるので、生産国を最優先にアコギを選びたい人に向いています。
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日本製と日本メーカーは別の話
ここでは、日本メーカーのギターが実際にどこで作られているのかが分かります。
日本製がほしいなら、メーカー名ではなくシリーズ名で選ぶのが確実です。
日本メーカーでも海外製が多い理由
日本のメーカーだからといって、そのギターが日本製だとは限りません。
知恵袋でも、廉価なモデルの多くはインドネシアや中国で作られていると指摘されています。
理由は、職人の手間がかかる国内生産では、手ごろな値段に収めるのが難しいためです。
たとえば星野楽器は、日本、韓国、中国、インドネシアの協力会社でギターを作っています。
各メーカーは価格帯ごとに工場を分け、上位のシリーズを日本で作る形をとっています。
裏を返せば、上位のシリーズを選べば日本製にたどり着けるということですね。
メーカー別の日本製ラインの見分け方
日本製かどうかは、シリーズ名を見ればほとんど見分けられます。
主なメーカーの日本製ラインと海外製ラインを、表にまとめました。
| メーカー | 日本製のライン | 海外製のライン |
|---|---|---|
| ヤマハ | REVSTAR Professional | Element/Standard |
| アイバニーズ | Prestige | Premiumなど |
| ディバイザー | Bacchus Handmade/momose | 手ごろなBacchus |
| モーリス | ハンドメイドプレミアム | そのほかのシリーズ |
| K.ヤイリ | すべてのモデル | なし |
ヤマハのREVSTAR Professionalは、ヘッドの裏に日本製と入った判子風の刻印があります。
下の2グレードは同じ場所の刻印がレヴスタなので、中古でも目で見て区別できます。
迷ったときは、販売ページのシリーズ名と生産国の欄を両方見てから決めると確実です。
国産ギターを支えるOEM工場
日本のギターは、メーカーの自社工場だけでなくOEMを請け負う工場でも作られています。
OEMとは、ほかのブランドの名前で売られるギターを請け負って作ることです。
代表的なのが、愛知県の寺田楽器と長野県茅野市のダイナ楽器です。
寺田楽器は1916年創業の寺田木工所に始まり、グレッチやグレコなどを手がけてきました。
どのブランドを作っているかは、契約上みずから公表できないとも話しています。
ダイナ楽器は1972年に創業し、1997年からフェンダーのOEMを本格的に始めました。
同じ工場の職人がいくつものブランドを作るため、看板が違っても作りの水準は近いと言われます。
海外製ギターとの違いは精度と調整
国産ギターの強みとしてよく挙がるのは、ネックやフレットの仕上げの細かさです。
配線や塗装まで丁寧に作り込まれ、1本ごとの品質のばらつきが少ないと言われます。
モーリスのように、海外製のモデルも国内で点検してから出荷するメーカーもあります。
一方で海外ブランドは、クセのある個性的な響きが魅力として語られることが多いです。
輸入品は代理店を通る分、同じような仕様でも値段が上がりやすい点も違いのひとつです。
作りの安定を取るか、音の個性を取るかで考えると、どちらを選ぶか整理しやすいですよ。
名前をよく聞くメーカーの今
ここでは、有名なのに今は形が変わった2つのブランドの現状が分かります。
フェンダージャパンは名前を変えて続き、フェルナンデスは事業を止めています。
フェンダージャパンは2015年に終了
フェンダージャパンという名前のブランドは、2015年3月末で終わりました。
神田商会とのライセンス契約が終わり、フェンダーが日本法人を立ち上げたためです。
ただし、日本で作るフェンダーのギターそのものがなくなったわけではありません。
製造ラインは、まずJapan Exclusiveシリーズとして引き継がれました。
いまはMade in Japan TraditionalやHybrid IIといった名前で売られています。
中古ではフェンダージャパン、新品ではMade in Japanと、探すときの名前が変わる点に気をつけてください。
フェルナンデスは2024年に事業停止
フェルナンデスは、hideさんのモデルや小型アンプ内蔵のZO-3で知られた国産ブランドです。
2024年7月に事業を停止し、自己破産の手続きに入ると発表しました。
その後、2025年7月に破産手続きの開始が決まったと報じられています。
中古市場の広がりや低価格競争に追いつけず、売上が落ち込んでいたとされます。
いまも現役のブランドとして一覧に載せている記事があるので、情報の日付には気をつけたいところです。
中古で買うことはできますが、メーカーによる修理や純正パーツの入手は期待しにくくなります。
エレキとアコギで変わる国産ギターの選び方
ここでは、ギターの種類ごとに向いている国産メーカーの選び方が分かります。
エレキは弾きたい形、アコギは生産国と生音、ハイエンドは工房で選ぶのが近道です。
エレキギターは弾きたい形から選ぶ
エレキギターは、まず弾きたい形とジャンルを決めると候補のメーカーが絞れます。
- ストラトやテレキャス系ならフジゲンやFender Made in Japan
- レスポール系ならトーカイやグレコ
- 速弾きや多弦ならアイバニーズやESP
- 形にこだわらないならヤマハのPACIFICAやREVSTAR
形をそろえてから比べると、メーカーごとの作りの差がぐっと見えやすくなります。
憧れのギタリストがいるなら、その人と同じメーカーから入るのも立派な選び方です。
同じ形のギターを手にすると、目指す音の方向が最初からはっきりするからです。
アコースティックギターは生産国で選ぶ
アコギは木の響きがそのまま音になるので、作りの差がエレキより出やすいと言われます。
日本製にこだわるなら、全モデルを可児市で作るK.ヤイリがいちばん分かりやすい選択です。
モーリスはハンドメイドプレミアム、ヘッドウェイはAska Team Builtが日本製の目印になります。
ライブでアンプにつなぐ予定があれば、エレアコを長く作ってきたタカミネを候補に入れておきましょう。
ヤマハはアコギも入門機から上位機まで幅広く、試奏できる楽器店が多いのも助かる点です。
ハイエンドなら国内の個人工房
30万円を超える国産のハイエンドギターになると、主役は小さな工房に移ります。
- Sugi Guitars
- T’s Guitars
- dragonfly
- Freedom Custom Guitar Research
- momose
販売価格の一例を見ると、30万円台から40万円台のモデルが中心に並んでいます。
どこも少人数の職人が作っていて、細かな仕様の相談やオーダーに応じてもらえるのが強みです。
ハイエンドを選ぶときは、季節が変わってもネックが狂いにくいかを最初に確かめます。
次に、高音域まで無理なく弾けるか、保証と調整の体制が整っているかを見てください。
週末の楽器店で3本を順番に弾き比べ、手に吸いつく1本に出会えたらそれが答えです。
金額が大きい買い物なので、実物を試奏してから決めるのがいちばん安心ですね。
初心者が国産ギターを選ぶコツ
ここでは、予算に合わせた国産ギターの選び方と、中古で買うときの注意点が分かります。
最初の1本は日本メーカーの海外製ラインで始め、上達したら日本製へ進むのが無理のない順番です。
日本製ラインの値段は20万円台から
日本製のギターは、新品だとおおむね20万円台からが目安になります。
2026年9月時点で、ヤマハREVSTARの日本製モデルRSP20は税込269,500円です。
アイバニーズの日本製Prestigeでは、AZ2204が22万円前後で売られています。
20万円台は、スマホの上位機種を1台買うくらいの金額と考えるとイメージしやすいですね。
海外製ラインはこれより手ごろな価格帯に置かれていて、予算に合わせて選べます。
値段は時期やカラーで変わるので、買う前に販売ページで最新の価格を確かめてください。
最初の1本は海外製ラインで十分
初心者の最初の1本なら、日本メーカーの海外製ラインで困る場面はほとんどありません。
メーカーが自社の基準で作り、国内で点検してから出すブランドもあるからです。
ヤマハのREVSTARの下の2グレードも、ヤマハ自身のインドネシア工場で作られています。
続くか分からない段階なら、浮いたお金をアンプやチューナーに回すほうが練習がはかどります。
仕事帰りに毎晩10分ずつ弾く習慣がついたころが、日本製の1本を探し始めるタイミングです。
2万円前後のギターの相場や選び方は、こちらでも詳しく解説していますので参考にしてみてください^^
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中古の国産ギターで見るポイント
予算を抑えて日本製を手に入れたいなら、中古の国産ギターも十分に選択肢に入ります。
- ネックが反っていないか
- フレットがすり減っていないか
- つまみを回したときに雑音が出ないか
- シリーズ名や刻印で生産国を確かめられるか
とくにネックとフレットは、直すと費用がかさみやすいので最初に見ておきたい部分です。
ジャパンビンテージのように古いモデルほど状態の差が大きいので、試奏できる店で選びましょう。
部品の交換や加工が必要になったときの相談先も、先に知っておくと安心です。
ネックやボディの加工精度と修理料金については、こちらの記事も分かりやすいですよ^^
日本のギターメーカーランキングのまとめ
- 総合1位はヤマハ、2位アイバニーズ、3位ESP
- 日本メーカーでも廉価帯は海外製が多い
- 日本製はシリーズ名と刻印で見分けられる
- フェンダージャパンは名前を変えて継続、フェルナンデスは事業停止
- 最初の1本は海外製ライン、日本製は20万円台から
自分に合うメーカーが分かると、楽器店で迷う時間がぐっと短くなります。
最初の1本で基礎を固めれば、次は日本製の1本を選ぶ楽しみが待っています。
長く付き合える相棒のギターと、音を鳴らす毎日を思いきり楽しんでくださいね。
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