ギルドのギターの評価を、シリーズと価格帯に分けて分かりやすくお伝えします。
候補にギルドが入って、こんなことで迷っていませんか?
- 今のギルドは中国製で、昔とは別物と聞いて不安
- 10万円前後ならヤマハとどちらが良いのか決めきれない
- マーチンやギブソンと比べて音がどう違うのか知りたい
ネットで調べるほど、褒める声とがっかりする声が両方出てきて迷いますよね。
評判が割れて見えるのは、昔のUSA製と今の入門機が同じギルドとして語られているからです。
ギルドのギターの評価を生産国と価格帯に分けて調べた結果、以下のとおりでした。
- 骨太で塊になって鳴る音はどのシリーズも共通
- 中国製は10万円クラスとして妥当という声が多い
- 予算5万円台なら300シリーズ、10万円前後ならWesterly
ここからはシリーズごとの評価と値段、ビンテージの相場まで、もう少し詳しくご紹介しますね。
ギルドは店頭に並ぶ本数が多くないので、気になるモデルは早めに在庫を見ておくと安心です^^
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ギルドのギターの評価は価格帯で変わる
このセクションでは、ギルドの音の個性と、評判が割れて見える理由が分かります。
骨太な音はどのギルドにも共通していて、評判の差は生産国と価格帯の差です。
音の特徴は骨太で塊になって鳴る
ギルドの音を一言でいうと、単音を弾いても太さを感じる骨太な鳴りです。
知恵袋でも、ギルドのよさは単音の太さにあるという回答がベストアンサーに選ばれていました。
楽器専門誌が現行のアコギ6本を試した記事でも、共通点として挙がったのは1弦から6弦までがひとかたまりで前に出てくる力強さでした。
ジャカジャカと鳴らすストロークでは、低音から高音までが一体になって押し出してくる感覚になります。
1本で弾き語りを支えたい人ほど、この厚みをありがたく感じるはずです。
今の中国製は昔と別物なのか
結論からいうと、作りは昔のUSA製と違いますが、価格なりにしっかり鳴るという評価が多いです。
ギルドは1952年にニューヨークで生まれ、ニュージャージー州ホーボーケン、1966年からはロードアイランド州ウェスタリーの工場で名声を築きました。
その後は1995年にフェンダー、2014年にコルドバ、2023年にヤマハのグループへと持ち主が変わっています。
いまはUSA製の上位機がカリフォルニア州の工場で作られ、中級のWesterly Collectionは中国で作られています。
知恵袋では、最盛期のホーボーケン製と今の中国製は全くの別物、と言い切る回答もありました。
一方で、中国製の総単板モデルについては、10万円程度のアコギと同じくらいの実力で悪くないという声が選ばれています。
マーチンやギブソンの廉価モデルもメキシコなどで作られているので、中国製だけを特別に疑う必要は薄いでしょう。
昔の米国製はネックもボディもがっしりして重く、今の中国製はネックが薄めで軽く弾いてもまとまる、という違いを挙げる人もいます。
つまり昔と別物なのは確かで、比べるべきは昔のギルドではなく、同じ価格帯の他社のギターだということですね。
中国製ギターの品質の見方は、こちらの記事でもメーカーの例で詳しく解説していますよ^^
初心者の1本目にも向くのか
初心者の1本目にギルドを選ぶのは十分ありで、狙い目は5万円台の300シリーズです。
表板が単板なので、合板だけで作られた入門ギターより鳴りが育ちやすいのが理由です。
国内の代理店であるヤマハの紹介記事でも、ビギナーだけでなく2本目にも勧められるシリーズとして扱われています。
ただしドレッドノートは胴が大きく、小柄な人は抱えにくく感じることがあります。
その場合は、胴がひと回り小さいオーケストラ型のOM-320やOM-340から選ぶと無理がありません。
マーチンやギブソンと比べた音
このセクションでは、アコギの二大ブランドとギルドの音の違いが分かります。
ギルドは両者の中間の音ですが、中途半端ではなく音量があって繊細すぎないのが持ち味です。
ギルドは1960〜70年代にマーチン、ギブソンと並んで三大ブランドと呼ばれた時代があり、比べられるのは今も同じ2社です。
マーチンより繊細すぎない太さ
マーチンの音は、繊細さと張りのある図太さを併せ持つと表現されることが多いです。
ギルドはそこまで高音がきらびやかに立たず、そのぶん太さが前に出てきます。
1974年にD-55を買った人も、同じ時期に試したマーチンとは全く別物の音だったと振り返っていました。
アルペジオで粒のそろった透明な響きがほしいならマーチン寄り、カッティングで押したいならギルド寄りと考えると分かりやすいです。
ギブソンより音量のある低音
ギブソンのアコギは、乾いた空気感のある音だとよく言われます。
ギルドは同じように土っぽさを持ちながら、低音の量と音量で押してくるタイプです。
ギルドのUSA製の看板機D-55を試した評でも、入り口はマーチンで出口はギブソンに近い、という言い方をされていました。
両方のいいところを少しずつ持った音なので、どちらか一方に決めきれない人にはちょうど良い落としどころになります。
ジャンボとアーチバックで出る迫力
ギルドの迫力には、ボディの大きさと裏板の作りという2つの理由があります。
ギルドは全体に大きめのボディが多く、USA製のジャンボはギブソンのJ-200と同じくらいの幅があります。
もう1つが、裏板を弓なりにプレスして成形するアーチバックという構造です。
裏板の内側に補強の骨を貼らずに済むので、裏板が大きく振動して、低音の迫力が出やすくなります。
Westerly Collectionの200番台のように、表板は単板で裏板をアーチバックにしたモデルが手頃な価格帯にも用意されています。
シリーズ別のギルドのギターの評価
このセクションでは、今買えるギルドのアコギを3つのシリーズに分けて評価と値段を見ていきます。
予算を決めれば、見るべきシリーズは1つに絞れます。
現行のアコギは、入門の300シリーズ、中級のWesterly Collection、上位のUSA製という3段に分かれています。
5万円台の300シリーズの実力
300シリーズは2024年10月下旬に日本で発売された、いちばん手の届きやすいシリーズです。
ラインナップはドレッドノートのD-320とD-340、オーケストラ型のOM-320とOM-340の4本です。
- 320はマホガニー単板の表板で、柔らかく温かい音
- 340はスプルース単板の表板で、明るくバランスの良い音
- 側板と裏板はどれもマホガニー
2026年9月時点の販売店の表示で、4本とも税込5万3,900円から5万6,800円ほどです。
メーカーは太く立ち上がりの良い往年のギルドの音をうたっていて、紹介記事ではギグバッグの出来も注目点に挙げられていました。
迷ったら、ギルドらしい太さがよく出るマホガニーの320か、弾き語りで歌を邪魔しにくい明るめの340かで選ぶと決めやすいです。
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Westerly Collectionの評価
Westerly Collectionは、ギルドの名声を築いた工場の地名を冠した中国製の中級シリーズです。
大きく分けると、表板も裏板も側板も単板の100番台と、表板が単板で裏板がアーチバックの200番台があります。
200番台はD-240Eが税込6万円台から、カッタウェイ付きのOM-240CEが9万円前後で、ピックアップ付きのエレアコが中心です。
演奏者のブログでは、全部が単板で気持ちよく胴鳴りするシリーズとして、手頃な価格とあわせて評価されていました。
一方で、国内価格は米国での値段と比べると割高気味だという指摘も知恵袋にありました。
為替や輸入の費用が乗る分なので、同じ予算の国産ギターと並べて弾き比べ、納得できるかで判断するのが確実です。
知恵袋で聞かれるD-140の評価
D-140はWesterly Collectionの100番台にあたる、総単板のドレッドノートです。
表板はシトカスプルース、側板と裏板はアフリカンマホガニーの単板で、ナットとサドルには牛骨が使われています。
ヘッドには昔のギルドと同じチェスターフィールドの紋章が入り、見た目にもビンテージの雰囲気があります。
販売店の表示では税込9万円台後半から11万円前後で、ピックアップ付きのD-140CEはさらに上の価格帯です。
音の評価は、重さのある響きを残しつつ、乾いたマホガニーらしい鳴りが生き生きしているというものでした。
休日の昼間に部屋でコードをかき鳴らすと、低音がお腹に響いて、それだけで弾くのが楽しくなるタイプの1本です。
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USA製は別格の上位グレード
USA製は、カリフォルニア州オックスナードの工場で作られる上位のグレードです。
看板のドレッドノートD-55は、2024年時点で税込73万7,000円でした。
ヘッドにはギルドの象徴であるピーク&シールドのインレイが入り、現行では最高グレードの目印になっています。
試奏した評では、粒立ちが上品で録音でも映える1本と評されていました。
一生ものを1本だけ選ぶなら候補になりますが、音の傾向を知るだけならWesterlyで十分に確かめられます。
ヘッドのロゴやインレイからメーカーを見分けるコツは、こちらの記事が参考になりますよ^^
シリーズごとの値段の早見表
シリーズを比べるときは、値段よりも単板がどこに使われているかを先に見ると違いがつかめます。
| シリーズ | 税込の目安 | 単板の箇所 | 生産 |
|---|---|---|---|
| 300シリーズ | 5.4万〜5.7万円 | 表板 | 輸入品 |
| Westerly 200番台 | 6.3万〜9万円前後 | 表板 | 中国 |
| Westerly 100番台 | 9.6万〜11万円前後 | 表板・側板・裏板 | 中国 |
| USA製 | 数十万円〜 | 表板・側板・裏板 | アメリカ |
価格は2026年9月時点の販売店の表示を中心にまとめたもので、店や時期で変わります。
ギルドらしさを手頃に知りたいなら300シリーズ、長く弾き込んで鳴りを育てたいならWesterlyの100番台が選びやすいでしょう。
10万円前後ならヤマハとどっち
このセクションでは、知恵袋でも迷われていたヤマハとの選び分けが分かります。
同じ10万円前後なら、エレアコが要るかどうかと音の好みで決めるのが近道です。
ヤマハLL16AREと比べた違い
知恵袋では、10万円ほどならヤマハのLL16AREが一番いいのか、という質問が回答のないまま残っていました。
LL16AREは、表板がエンゲルマンスプルース、側板と裏板がローズウッドの総単板です。
電池の要らないピックアップも付いていて、2026年9月時点の実売は税込10万6,000円から12万1,000円ほどです。
ギルドのD-140も総単板ですが、ピックアップは付かない生ギターで、マホガニーの太い音が持ち味です。
ライブやアンプにつなぐ予定があるならLL16ARE、家やスタジオで生音の太さを楽しむならD-140という分け方が分かりやすいでしょう。
ローズウッドは低音と高音が広く伸び、マホガニーは中音域がまとまって聞こえるので、弾き比べると違いがはっきり出ます。
国内代理店がヤマハになった安心感
ギルドは2023年2月にヤマハのギター事業の傘下に入り、2024年3月からヤマハミュージックジャパンが国内で扱っています。
そのため今のギルドの国内正規品は、ヤマハの特約店をはじめ全国の楽器店で探しやすくなりました。
通販で買うときは、国内正規品と書かれているかを確かめておくと、調整や保証の相談先に困りません。
ヤマハとギルドは同じグループの兄弟ブランドになったので、どちらを選んでも国内での扱いに差はつきにくいと言えます。
ビンテージのギルドの評価と相場
このセクションでは、昔のギルドがどう評価されていて、今いくらで買えるのかが分かります。
昔の米国製は評価が高い一方で、店頭の相場は20万円前後からと手の届く範囲にあります。
評価が高いのは70年代の米国製
ギルドのビンテージで人気があるのは、ホーボーケンとウェスタリーの工場で作られていた時代の個体です。
1969年のウッドストックでリッチー・ヘヴンスがギルドを弾いたことをきっかけに、人気が一気に広がったと言われています。
1974年にD-55を買った人の回想では、当時の価格は30万5,000円で、1年ほどで音がかなり変わったそうです。
ネックもボディもがっしりした作りで、強く弾くと太くきらびやかに鳴るのがこの時代の特徴とされています。
D-40やD-50の中古相場
2026年9月に大手楽器店の中古で並んでいたD-40は、1970年製が22万円、1976年製が22万5,000円、1979年製が17万8,000円でした。
70年代のドレッドノートが20万円前後から見つかるのは、同じ年代の有名ブランドと比べて手の届きやすい水準です。
ローズウッドを使ったD-50や、最上位のD-55になると、状態が良い個体ほどさらに上の価格になります。
ビンテージは1本ずつ状態が違うので、相場より安い個体ほど理由を確かめてから決めるのが安心です。
中古で確かめたい状態
50年近くたったギターは、木が動いて弾きやすさが変わっていることがあります。
- ネックが反っていないか、弦高が高すぎないか
- ブリッジが表板から浮いていないか
- 表板がブリッジの後ろで膨らんでいないか
- ネックの角度を直すリセットなどの修理歴
とくにネックの角度がずれて弦高が下げられない個体は、直すのに大きな修理が必要になります。
店で買うなら、どこを調整済みかを聞いておくと、買ったあとの出費を読みやすくなります。
エレキと12弦のギルドの評判
このセクションでは、アコギ以外のギルドの評価が分かります。
エレキはセミアコ、アコギは12弦に、ギルドらしさが強く出ます。
エレキはセミアコのSTARFIREが看板
ギルドのエレキは、フェンダーやギブソンに比べて情報が少なく、評判が良くないのかと心配されがちです。
実際には、中音域が豊かで高音が耳に刺さらない音が評価されていて、評判が悪いというより知る人ぞ知る存在です。
看板はセミアコのSTARFIREで、STARFIRE I DCは2024年時点で税込11万5,500円でした。
試奏した評では、60年代のガレージっぽい音が出て、ネックが薄めで扱いやすいとされていました。
ソリッドボディのPolaraやSurflinerもありますが、激しく歪ませるハイゲインの音には向かない点は知っておきたいところです。
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12弦は弾きやすさに定評
12弦はギルドが昔から得意としてきた分野で、大きなジャンボボディの12弦はとくに名高い存在です。
現行のF-1512は2024年時点で税込15万9,500円で、力を入れなくても押さえられる弾きやすさが評価されていました。
12弦は弦の張力が強く、弾きにくさで挫折しやすい楽器なので、最初の1本としてこの弾きやすさは大きな利点です。
ジャンボのF-2512Eも、生音とライン出力の両方が良いと評されています。
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ギルドを使うアーティスト
このセクションでは、ギルドを愛用しているミュージシャンが分かります。
骨太なアコギの音が要る人たちに、国内外で選ばれてきたブランドです。
あのちゃんは1978年製のD-50
anoさんが愛用しているアコギは、1978年製のギルドD-50NTだとギター専門誌で紹介されています。
ローズウッドを使ったドレッドノートで、重めでずっしりしたボディから出る力強い低音が特徴です。
同じ音を求めるならビンテージを探すことになりますが、現行品で音の方向を試すならWesterlyのドレッドノートが入口になります。
ボブ・マーリーや桑田佳祐の愛用
ボブ・マーリーは自宅に置いたギルド系のアコギで多くの曲を作ったとされ、今もA-20 MARLEYという名を冠したモデルが売られています。
A-20 MARLEYは2024年時点で税込5万2,800円と手頃で、ドレッドノートとは思えないほど抱えやすいと評されていました。
国内では桑田佳祐さんがライブやミュージックビデオでギルドのアコギを弾いていることで知られています。
海外ではジョン・レノンやブライアン・メイ、ジェリー・ガルシアといった名前も、ギルドの使い手として挙がります。
ギルドが向く人と向かない人
このセクションでは、ギルドを選んで満足しやすい人と、買う前に確かめたいことが分かります。
太いストロークの音が好きならギルド、繊細なきらびやかさが欲しいなら他のメーカーが合います。
ギルドが向いている人
- 弾き語りで歌を支える太い低音が欲しい人
- カッティングやストロークで音量を出したい人
- マーチンやギブソンと被らない1本が欲しい人
- 1本目から2本目への買い替えを考えている人
とくに2本目としては、1本目がヤマハなど明るい音のギターなら、ギルドの太さで音の引き出しが増えるのでおすすめです。
ネックが太めで合わない人も
ギルドには、モデルによってネックを太めと感じる声があります。
演奏者のブログでも、M-120の太めのネックが味わいのある音につながると好意的に書かれていた一方で、握りの好みは分かれます。
太いネックは指を開く幅が増えるので、手の小さい人はコードチェンジで疲れやすく感じることがあります。
アルペジオ中心で繊細なきらびやかさが欲しい人も、ギルドの太い音より他の選択肢のほうが満足しやすいでしょう。
試奏で確かめたい3つのこと
知恵袋の回答者たちも、最後は弾いて気に入るかどうかで決めるよう勧めていました。
- ネックを握ってFコードやBコードが無理なく押さえられるか
- ストロークしたときの低音の量が自分の好みに合うか
- 生産国と国内正規品かどうか、保証の内容
できれば同じ予算のヤマハやマーチンの廉価モデルと並べて弾くと、ギルドの太さがはっきり分かります。
近くに在庫がないときは、通販のレビューで弦高の調整状態に触れた声を探しておくと安心です。
ギルドのギターの評価のまとめ
- 骨太で塊になって鳴る音がどのシリーズにも共通
- 評判が割れるのは昔のUSA製と今の中国製の混同
- 5万円台は300シリーズ、10万円前後はWesterly
- 10万円前後でエレアコが要るならヤマハLL16AREも候補
- 70年代のビンテージは店頭で20万円前後から
評判の理由が分かれば、ギルドは予算に合わせて安心して選べるブランドです。
太い低音が部屋に響くと、いつものコード進行も新しい曲のように聞こえてきます。
自分の手に合う1本を見つけて、弾く時間をもっと楽しんでくださいね。
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